7/29/2015

Google Voiceを利用開始

Google Voiceがコンピュータやスマートフォンから他の電話に向かって固定電話に3セント、携帯電話に9セント(2015年7月)で発信出来るサービスであるというあたりはGoogle先生に聞いてみて下さい。但し発信者の番号は非通知になります。これはGoogleが対応していないというよりはSkypeも日本の電話番号を発信者番号として使えないことと原因は同じで、詐欺などに利用されることを避けるための総務省の方針ということらしいです。
…ということよりも、ここで書いておきたいのは何が便利なのかという話。まず発信者の番号ですが日本の電話番号は取れませんが頑張るとアメリカの電話番号は取ることができます。一番まっとうな頑張り方はアメリカに行ったときに取る。または…、まぁ、このあたりの方法もGoogle先生が知っていることでしょう。なので話を進めます。



まず前提として、私はアメリカに行ったときにスマートフォンを日本と同じ環境、つまりポータブルWi-Fiルーターを持ち歩いたり、二台持ちになったりせずに使えるようプリペイドのSIMを使っています。私が使っているSIMはチャージすることで90日間有効になるので90日ごとに日本からオンラインでチャージしています。
SIMは旅行が終わる度にその都度使い捨てても良いのですが、わざわざ維持しているのは航空会社など幾つかのアメリカのサイトに自分の連絡先として電話番号を登録していたり、何人かの海外在住の知り合いに滞在時の番号として伝えたりしているので出来れば電話番号を変えたくないというのが大きな理由です。

さて、Google Voice番号には自分の所有している(アメリカの)回線の電話番号を紐付けて使う事が出来ます。例えば電話Aと電話BをGoogle Voice番号に紐付けると、Google Voice番号に着信があると電話AとB、さらにコンピュータやスマートフォン上のHangoutsの着信音が一斉に鳴りだし、どれからでも通話を開始することが出来ます(また、Hangoutsから発信すれば発信者としてGoogle Voice番号が相手の端末に表示されます)。ということは今後はGoogle Voice番号を海外のサービスや知人に教えておけば、その下にぶら下がっている電話番号が変わっても紐付けし直せば外側から見たら全く変更がないことになります。ほら便利。

また、今までは日本に帰ってきてしまえばSIMを通常利用の日本のキャリアのSIMに入れ替えるので、アメリカ滞在用番号に着信があっても受けられなかったのですが、Google Voice番号への着信は前述したとおり日本にいてもHangoutsは鳴るわけです。また不在着信をメールで知らせてくれるようにすることも出来ます。

さらにこの着信音を鳴らす端末は例えば平日は電話Aを鳴らし、週末は電話Bを鳴らすとか、誰は留守電に応答させて誰は着信させるとか細かく設定出来ます。さらにこれはまだ試していませんが留守電の内容をテキストメッセージにして受け取ることも可能です。これ、英語のリスニングは大変ですが文字でやって来るなら負担減りますね。そうそう、通話を録音したり、通話の途中で使っている端末を切り替えられる機能も便利かもしれません。

最大の難所は、前述の通り、Google Voice番号の取得なのですがそこをクリア出来ればなかなか便利ですので、機会があったら皆様も是非。