12/18/2015

スター・ウォーズ フォースの覚醒 ネタバレなし感想

今の世の中、映画が公開されて時間が経てば経つほどネタバレを目にするリスクがどんどん上がります。なので出来るだけ早めに観ておこうと早速観てきました。しかも今回は事前情報を全く入れず。なのでストーリーの断片も、設定も、ファンの間で噂されていること議論されてる疑問も何も知りませんでした。


ここまで何も情報を入れなかったスター・ウォーズは初めてです。EP4は当時かなり話題になりテレビでも宣伝してましたし子供向けの雑誌も特集を組んでいましたからそれらが目に入ってきました。以降、EP6とEP7は映画雑誌などで事前情報に自ら手を出してましたし、EP1~EP3はインターネットの時代となり色々な情報が一段と手に入りやすくなりました。
しかしそれらはまだまだ情報と言ってもコントロールされた限られた情報でしたが今や時代は変わり、少しその気になればかなり詳細なことがわかってしまいます。Appleの新製品だって事前リークがとても正確で、新製品の発表会で驚きに出会うことも少なく、どちらかと言えばすでに知っていることの確認作業になりつつあります。
今にして思えばEP1の公開前はとても良い時代だったと思います。EP6が終わり、もう続編はないと思っていたところに10年以上ぶりに新作のニュースが流れ、公式サイトが小出しに情報をリリース。なかなか核心を突く情報は出てこない中、それでもファンはたった一枚の写真の隅に写っているものから映画の設定を読み解き、撮影現場の写真の機材や俳優達が撮影のために身に付けているものから何のためのシーンかを推理し、映画の内容を色々と議論していました。この、わかりそうでわからないという距離感が気分を盛り上げるのにとても有効に機能していました。

今回情報をシャットアウトできたのはもともとあまり興味がなかったのも大きいと思います。やっと予告編にジョン・ウィリアムズの曲がしっかりと乗ったときに急にやっぱり見ようと思ったのでした。曲の力は偉大です。

で、そんな知識ゼロの状態で観てきましたが期待以上のものを観ることが出来ました。すでに知っているキャラクター、宇宙船、その内装や過去のシーンを彷彿させるシーンに出会ったときに抱く感覚は旧三部作への思い入れの大きさによって違うと思いますので、それだけで「おお!」と思ってしまう私は平均的な観客層から外れていると思いますが、上映終了後の劇場の雰囲気もなかなかみなさん満足していたようです。旧三部作のリアルタイム世代とは思えない人も多かった、というかむしろそっちの方が多かったと思いますが「もう一度観たい」とか「親にも観た方が良いって言わなきゃ」とか言っているのが聞こえてきましたから独立した映画としても楽しめる出来になったいるのだと思います。このあたり、EP1上映終了直後はみんなが疑問を口にしていたのとは対照的です。まぁ、EP1〜EP3は辻褄を合わせながら描かなくてはいけないことが多すぎたという不利な点はあったと思いますが、そもそも描き方が整理されていなく、それなのに新たな要素も加えようとしてしまってそれが裏目に出た感がありますからね。あれ。そうそう、馴染みのものを出すときの出し方もじっくり「ため」があったり不意打ちがあったりと見せ方が考えられています。あと今回は極力CG使用でなくて実際の人やセット、ミニチュアでやっていることもプラス要素です。
さて最後に1つ。BB-8がとてもかわゆいです。あの移動の仕方はR2-D2の反省が反映されてるんでしょうかね?(当時はあれしか手はなかったと思いますが)BB-8は人の歩く速度と同じ速度で移動出来るので見ていて安心。R2-D2は人の方が意識してゆっくり歩かないと置いていかれそうになったり、シーンが長いと「だんだん距離が開いていく〜」とこちらが不安になりましたが今度はストレス・フリーです。
では今回はこのあたりで。ネタバレありの感想はまた別に書くことにします。

0 件のコメント:

コメントを投稿