7/12/2017

もう一回、対策ありでTOEICスピーキングテストを受験

素の力を測ろうと無対策でTOEICのスピーキングテストを受けてみたら、言うべきことを思いつけなかったり時間内にまとめられなかったりしたことは前回のエントリで書きました。あまりに軽く考え過ぎていたと反省です。
「子供が小さいうちに与えるべき教育として最も重要なのは、音楽・運動・外国語のどれか?」なんて質問への答えをを子育て経験のない私が瞬時にどれか1つに決めて理由も述べるとか、オンラインストアのカスタマーサービスの中の人になったつもりで「そちらでキャンペーン中にコンピューター買ったのにおまけが付いてなかったんだけど?」って電話に適切に対応したりと、「人生で今まで考えたことなかった案件」が大量に提示されるわけです。で、うまくまとまらない。
せめて「言うことは浮かぶのだけど、それが英語に落とし込めなかった」というところまで持って行ければ、結果はどうあれそれは自分の英語力として受け入れられるわけで、せっかく受験するならそこまでは持って行っておくべきだったと思い再度受けることにしたのでした。
再受験を決めた段階ですでに試験日まで一週間。一週間で飛躍的に英語力を上げることはそもそも無理です。そこで問題集を一冊買ってそれをベースにひたすら「瞬時に意見をまとめる」練習。
問題集ですからABC三択の中から最も大切と思うものを選び理由を、なんて設問の模範解答はそれぞれの選択肢に対して用意されているのですが、それぞれをじっくり読み、そこで使われている単語や表現を取り込む、なんて時間もないのでとにかく自分なりの答えが提示出来たらそれで良しとして次へという何とも大ざっぱな練習をしました。というかですね、模範解答は確かに模範だけあってしっかり意見を述べているのですが、これ音読して時間を計ってみたら今の自分の力だとかなり頑張ってつっかえないで話すようにしても時間ギリギリ入るか入らないかなのですよ。ということは現状では模範解答並のクオリティとボリュームをアウトプットするのはちょっと無理だな、と。
でも、一週間の練習のおかげで前回よりは瞬時に意見や解決策が浮かぶようになりました。勿論、それを英語で言えるかどうかは普段の英語構築力にかかっていますが、つまり今度こそ英語力の勝負というか測定に持って行けそうです(写真描写問題などは自分の中でややテンプレ化されてしまったかもしれません)。
一週間で問題集を三回まわしたのですが、これ、資料を見て問い合わせに答える問題を繰り返しやっていると「どいつもこいつも資料持ってないとか家に忘れたとか、もっと自分のものは自分で管理しろよ」と思えてきます。一方、解決策提示問題は自分の同僚が企画するイベントには人が集まらず、自分の担当するオンラインストアは発送する商品を間違えたり、付属品を入れ忘れたり、自分が参加しているプロジェクトは進行が遅れ気味、そんなクレームや報告メッセージばかり聞いていると心が折れますね。ぽきっ。

【そして約三週間経過】
今回は結果を引っ張らずに書きますと160でした。10点アップ。TOIEICのレベル分けでは前回のスコアがちょうどレベル分けの境目に当たっていたので今回はレベル6からレベル7に上がったことになります。レベルと能力の表はこちら。レベル7だと「一般的に、レベル7に該当する受験者は、一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる。的確に意見を述べたり、複雑な要求に応えることができる。長い応答では、以下の弱点が一部現れることがあるが、意思の伝達を妨げるものではない。(以下略、詳しくはリンク先を参照)」とのことですが、自覚よりも高めのことが書いてあるのはLRを受けた際も同様。
スコア分布はここにあります。最高レベルのレベル8は受験者全体の2.0%、ここに入るにはかなり話せないとダメなんじゃないかと思っているのですが、その下のレベル7は10.9%です。

10点の上下は誤差範囲という気もしたり、しなかったり、ではありますが、とは言いつつ今回はほぼ現状で回答できることは出し切った感があるのでしばらくは受験せずに精進の日々です。

7/09/2017

TOEICスピーキングテスト結果が出ました

受験した経緯はこちらに書きましたが結果の発表がありました。まず得点の分布はここに掲載されていますが、最低が10で最高が200です。受験者数は毎回1000名前後のようで今回は871人。LR(リスニング&リーディング)テストが10万人前後であることから比較すると圧倒的に少ないですね。そしてそもそもが受験する方の英語力の平均はLRよりも高いのではないかと思います。
さて、今回の平均スコアは125.6で、190〜200というレベル8に属する人は全体の1.6パーセント。もうここは帰国子女(と言っても幅があると思いますが)などのかなり話せる人が属するグループなのではと思います。スコアによる可能なことのの目安がこちらに解説されています。
次のレベル7はスコアで言うと160〜180で、全体の11.9パーセントの方、レベル6(130〜150)は全体の40.9パーセントの方が属しています。レベル5が23.9、レベル4が17.0、レベル3が2.6、レベル2が0.9、レベル1が1.2です。
で、私のスコアですが150でした。つまり最も所属人数が多いレベル6。また、スピーキングテストでは発音、イントネーションとアクセントレベルも3段階で評価してくれるのですがそれぞれ発音がHighでイントネーションとアクセントがMedium。
やはり考えながら、話をまとめながら話すとそっちに気が持って行かれてイントネーションとアクセントはおろそかになってしまうようです。発音がHighに持って行けたのは良かったです。ここは英語学習のなかで初めて人に指導を仰いだ部分です。
さて、スコアを振り返ってみるに、素の英語力を測定したいからと無対策で受けたのが影響しているかなという感じはします。1つ前のエントリーにも書きましたが、顧客や会社の同僚がかかえている問題(という設定)に解決策を提示したり、フォーマルスーツを買うときに重視するポイントは? なんて質問に理由付きで答えたりということを、瞬時に意見をまとめて時間内に述べなくてはならず、これは英語構築力はもちろんですが、それ以前にレスポンスの瞬発力が求められます。そこがかなり手薄で制限時間内に言いたいことが収まらなかったり言っていることがまとまってなかったりということもありました。むしろよく150取れたなと思わなくもありません。
しかし、ここでふと思うわけです。
これって英語力以外のところ、それ以前の理由で失点してる場合もあるのでは、と。言うことが浮かんでいるのだけどそれが英文に出来なかったのなら、英語力の限界がそこにあると言うことですが、今回の場合はそこにすら達していない箇所がありました。
ではその瞬間的な応答力を上げれば、あとは英語力のみの問題となるはずで、その際のスコアはアップするのか? というのは気になるところです。しかし瞬発力向上練習をあまりやりすぎると、それは本来は避けようと思っていたTOEICへの最適化練習ということにもなってしまいそうな点が考えどころです。が、まぁ実際に反射意見構築力向上練習をしてそれによって点が上がればTOEIC対策のための勉強ってやっぱり効果あるよねって話になりますし、一方、スコアがほとんど変わらなければ小手先のテクニックでスコアを上げようと思っても、本質的な英語力が変わらなければスコアに変化ほとんどないのね。TOEICって測定精度高い、ってことです。もし下がったら?う〜ん、それは、私の英語力の問題でしょう。
ということで瞬間で意見をまとめる練習をして再度受けてみます。